一年中OK!近所の海で簡単に手に入る美味しい貝の採り方

書き手プロフィール
円岡 操夫
昭和29年生まれ。円岡造園代表。 大山町(旧中山町)生まれ、大山町育ち。 熱狂的タイガースファンで、米子応援団の団員。 約60年間の田舎暮らしで培ったノウハウをお伝えしていきます。
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一年中採れるしたたみは塩ゆでにして食べる。

田舎暮らしの良いところは、お金を払わなくても食材が手に入るところ。山菜、川カニ、栗、木苺…野菜も魚介類も果物も何でもとることができます。季節が限られる食材が多いなか、したたみという貝は年中採れるのが一番の魅力。

したたみ って知っていますか?

正式には「馬蹄螺(ばていら)」と言って、地域によっては「しったか」とか「かじめだま」とか呼ばれています。日本海側では「したた(だ)み」と呼ばれていて、非常にポピュラーな貝です。ベーゴマのような円錐の形をしていて、浅い水深の岩の上や側面に付着しています。塩ゆでにしてそのまま食べるのがおすすめですが、酢味噌を付けても美味しいですよ。

磯に行けばたいていいるので、ちょっと行ってみましょうか。愛車はもちろん軽トラです。

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磯でしたたみ採りを実演。調理のコツとは?

移動中の景色も楽しめてしまう。それも、田舎暮らしの良さですね。さあ、磯に着きました。持ち物はバケツだけでOKです!長靴や磯足袋を履くなど、足元はしっかり固めてくださいね。

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misao2-4 ほらほら、早速岩の上にいますよ!コケをまとっているくらいの大きい奴を素早く採りましょう。一回逃げられると、もう負け試合です。とはいえ、そこまで難易度は高くありません。簡単に採れます。

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撮影時は日中でしたけど、本当は夜の方がたくさん採れます。それと、海が荒れているときはダメ。「海が凪いでいる夜」が一番収穫できる条件です。夜にしたたみ採りをする際の注意点を一つ。足元に気を付けるのは当然として、あまり光を当てないようにしなければなりません。光を見るとしたたみはすぐに逃げるんです。ただ、昔の夜店で使われていたカーバイドランプだと逃げません。

調理は簡単。軽く水洗いをしたら、塩と水を入れた鍋にしたたみを入れます。そうそう、水からが鉄則なんです。お湯にしたたみを入れると身が縮こまってしまいますから。沸騰から3分ほどでザルに入れて水切りします。楊枝や針、竹串などを刺してクルクル巻きながら実を取り出して食べます。ちょっと冷めてから食べると甘みが増して美味しいですね。お酒のつまみにぴったりで、ついつい食べ過ぎてしまいます!

私にとってしたたみ採りは初夏の風物詩。

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このしたたみ採り、昔は一家のレジャーだったんです。田植えが終わると、時間に余裕ができるんですね。そうなると、家族総出で磯へ行きます。男は採るのが仕事で、女は男達のサポートをしてあげるのが仕事でした。子どもは食べるのが仕事でしたね(笑)。したたみが入ったザルを囲んで、家族みんなで奪い合うように食べた日々を思い出します。おやつみたいなものでしたから、お腹が空くと手を伸ばしていました。いつもそこにあるもの、という感じでしたね。

確かにしたたみは一年中採れるのですが、私にとってはやはり5月から6月の田植えの後、というイメージが強い。初夏の風物詩でしたね。皆さんも磯に出かけたときには、したたみのことを思い出してやってください。

操夫の覚書き

・海が凪いでいる夜が一番収穫できる!
・夜に採る場合、光の当て方に注意を。
・茹でる際は、必ず水から。
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鳥取県大山町にある田舎暮らしの入門道場「のまど間」からリアルな田舎暮らし情報をお届けします。

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