海と山が近ければ、
住民と行政も近いのが大山町の良いところ。
町では議会主催で住民と議員が交流できる
「議員と語る会」を定期的に開催しています。
というわけで私矢野、初めて参加してみました。
「議会報告会」が進化して「議員と語る会」に。
「議員と語る会」は毎年7月と11月の2期に開催されます。中山、名和、大山にてそれぞれ2回ずつ行われるため1期で6回、合計すると年に12回も開かれるイベントなのです。ご存知でしたか?
この企画の前身は「議会報告会」という少しお堅いもので、スタートは2010年。参加者から「話が一方的でつまらない」という批判があったため、2013年7月から路線変更して「議員と語る会」になったそうです。議員さん達も大変ですね。
さて、今期の日程は以下の通りです。
我がなかやま友好館がトップバッターであります。お迎えした議員は吉原美智恵さん、野口俊明さん、近藤大介さん、大森正治さん、門脇輝明さんの5名。推し議員がいる場合は上の表を確認の上お出かけください。
なんと事前の申し込みは不要。直接会場に行けばOKです。受付を済ませて席に座りましょう。
ちなみに終了時間は書いていませんが、おおよそ1時間半程度。長くても2時間までといった時間感覚のようです。
過疎、10年プラン、1300年祭、合理化etc。
会の流れは「開会あいさつ」「出席議員紹介」「意見交換会」「閉会あいさつ」とプログラムにあります。が、意見交換の時間がほぼ全てであり、基本的には町民の方から自由に意見が出されます。今回、議題になった意見をざっと箇条書きにすると…
・議員さんの現場訪問について
・少子高齢化、過疎化対策
・上中山のプールの廃止について
・大山町未来づくり10年プランの活用案
・家庭医療教育ステーションの設置について
・公民館活動と町づくりの二重行政問題
・女性の社会進出
・大山開山1300年祭の反省
・フォトロゲイニングの活用
・3町合併で置き去りにされた仕組みの合理化
などなど。実に様々な意見が出てきたことがわかります。ユニークだと思ったのが汽車に関する意見でした。
参加者の方いわく「車両にお年寄りの手押し車や自転車を載せるスペースがあれば、公共交通機関である汽車をもっと活用できる」「町内に5つも駅があるのだからぜひ検討を」とのこと。毎朝ウォーキングをしているときに、特急に乗っている客があまりに少ないのを目にして思いついたそうです。なるほど、生活と政治は密着しているのだとハッとさせられました。
(自分の)場違い感半端ないな…と思ったものの。
僕自身は議員さんに陳情したいことや訴えたいことは特にありませんでした。が、議員さんの現場訪問についての質問の際、「たくさん現場を訪れたいが、議員活動というのはどうしても片手間でやらざるを得ないので…」という発言を耳にして、町議員という仕事は議員さんの生活にとってどのくらいのウェイトを占めているものなのか?が気になり、質問しました。
兼業の人も専業の人もいること、週末の過ごし方など実際の給料額も交えて議員さんから回答いただけたので、こちらが恐縮してしまうほどでした。
今回、実際に「議員と語る会」に参加してみて、当初は「場違い感が半端ではないな…」という思いでいましたが、少しずつ慣れてきて場を楽しむことができました。
「議員さんに聞いてもらいたいことがある!」という人はもちろん、「特に聞いてもらいたいことはないけど興味はある」「町民と議員さんの話し合いを間近で聞いてみたい」「あの議員さんと話がしてみたい!」という方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?