色校正?何それ、金の無駄でしょ、の世界。
鳥取でフリーランスのライターをやっていると東京とは勝手が違うことが多々ある。
例えば、ライターだけではなくカメラマンや営業、進行管理を一手に引き受けなければならないことがある点。これは人材が少ない地方におけるライターあるあるだろう(それゆえ都会より忙しくしている人がごろごろいる)。また、色校正がなく「入稿=終了」という習慣も最初は度肝を抜かれた(東京にいた頃、校正紙の文字校正に追われていた身としては嬉しいことこの上ないのだが)。
そして、たまにギャラが現物支給のときがある。これも僕が東京にいた頃には経験がない。だが、どうせお金をいただいたって何かに使うのだから、最初から商品の状態でも大きな問題はない。
先日は「ディナーバイキングに家族で招待」というギャラをいただいたので、その権利を行使すべく鳥取は米子の皆生にある東光園にお邪魔した。
安心安全の自然食バイキングに舌鼓。
のまど間がある大山町周辺のバイキング、と言ってまず浮かぶのは、尾高の「農園レストラン」や「日吉津村のごはん屋」かもしれない。今回、皆生の東光園もバイキングをやっていることを初めて知った。ちなみに、ランチバイキングは大人/1,350円、小人/830円、幼児/520円。ディナーバイキングは大人/2,600円、小人/1,550円、幼児/1,050円である。
他所のバイキングではありえないのが、入浴サービスが付いている点。さすが皆生温泉にあるお宿である(今回、僕らはバイキングだけにしたけれど)。
会場は東光園の4階。「よみがえりの里」という場所。150席が完備されているのでかなり広い。
スタッフのおすすめは意外にも豆腐。
豆腐自体が自家製であることはもちろん、付け塩も自家製。醤油など調味料は全てオリジナル(1階の売店で購入することも可能)。「安心安全の自然食バイキング」をウリにしているけど、食材だけではなく調味料に気を遣っているとのことだった。
嬉しいのが料理人によるパフォーマンスコーナー。
揚げたての天ぷらは絶品だった。また、寿司や海鮮ものも充実。
こうして大人が楽しいのに加えて、子どもも楽しめるのも子連れには嬉しい。
子ども垂涎の泉がスイーツコーナーに鎮座。
会場の一角にはたこ焼きコーナーが。
「つくり方」をしっかり読み込んで長男とトライ。
なかなかいい感じ。実は自分も生まれて初めてたこ焼きを作った。難しいけど楽しいので「うちにたこ焼き器が欲しい!」という新たな願望がふつふつと生まれた。自宅で生ビール&たこ焼きパーティーしたい。
形が悪くても青海苔とかつお節でカモフラージュすればOK。他にはラーメンを作るコーナーもあった。
お腹がいっぱいになってもデザートは別腹。もちろん、デザートコーナーも用意されている。アイスクリーム、ケーキ、ゼリー、プリン、フルーツ、ぜんざいなどなど充実している。圧巻はチョコレートファウンテン。
「うちにチョコレートファウンテンセットが欲しい!」という新たな願望がふつふつと生まれたのではないか、息子の頭の中で。
鳥取県西部にあるバイキングの中でも温泉付きはここ東光園だけかもしれない。ゆったり温泉に浸かり、湯上がりにバイキングで舌鼓を打つ。絵に描いたような極上の時間を過ごすことができる。小市民の僕はなかなか勇気が出ない選択肢だからこそ、現物支給でありがたかった。
鳥取で事業を営む皆さま、現物支給の仕事をこれからも僕にください!(現金でもOKです…小声で)