大山町でひと夏を過ごせる価値の途轍もなさ*ライターの移住月記

書き手プロフィール
矢野竜広
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム。ツイッターのフォローはこちらから。
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とにかく今年は夏が長い。

7月上旬の豪雨が過ぎ去ったら猛暑になり、
8月も下旬に差し掛かる今、
一時よりはだいぶ涼しくなったとはいえ残暑は厳しい。
大人は大変だったけど、子ども達にとっては
楽園のような夏だったのではないか。

暑かった今年の夏、一体何をしていたのか?

Googleフォトで今夏の写真を振り返りながら、
一体どんなことをしたのか箇条書きでピックアップしてみた。

・釣り
・海水浴
・SUP(スタンドアップパドル)
・庭プール、近所のプール
・昆虫採集
・夏祭り
・打ち上げ花火見物
・手持ち花火
・BBQ
・お盆の墓参り
・流星観測

上の子は今年、釣りデビューを果たした。
何を隠そう、僕の釣りデビューと同じタイミングだ。
東京からやって来る甥っ子が釣りをしたいということで、
渋々用具を揃えて挑戦したのだけど面白くて僕がハマってしまった。

海水浴はとにかくたくさん行った。
岩美の海に始まり、東京のいとこ達と行った地元の八橋、
島根のいとこ達と行った北浦、家族だけで行った羽合。
特に岩美の海の綺麗さには驚いた。

鳴り石の浜で行われたイベントでは長男がSUP体験をしていた。

庭プールは数え切れないくらいやったし近所の知る人ぞ知るスポット、
いちうじランドのプールでも遊ばせてもらった。


今年はうちの隣の子がカブトムシを飼い始めたことに刺激を受けたのか、
息子達がカブトムシを欲しがったため、近所の林に罠を仕掛けてみた。
すると、びっくりするくらい簡単にカブトムシを捕獲することができた。

少年時代のキラキラした夏を大人のいま再体感。

夏祭りの屋台も堪能したし、花火大会も3度訪れた。
東京からいとこ達が来たときには、庭でバーベキューや花火もした。

お盆にはしっかりと妻の実家を訪れて墓参りも済ませた。
ちょうどその頃、ペルセウス座流星群が来ていたので
流星群観測をしに近所の芝生の上へ。
なんと一晩で100個近く流れ星を見ることができた。

僕は東京の中でも真ん中にある文京区というところの出身なのだけど、
母親が高知県西部の中村というところの出身だったため、
毎年夏になると一週間程度高知に帰省した。
少年時代の僕にとって、その一週間は本当に毎日が輝いていて、
奇跡のような夢のような非日常の極みのようなキラキラした日々だった。
で、何をやっていたかというと、まさに上で箇条書きしたようなこと。

・川遊び
・海水浴
・近所のプール
・昆虫採集
・夏祭り
・打ち上げ花火見物
・手持ち花火
・BBQ
・流星観測

SUPなんてものはなかったけど、結局この30年、
夏の過ごし方って変わらないんだなあと感心している。

“子どもが喜ぶから”ではなく“親の自分が喜ぶ”。

鳥取の大山町でひと夏を過ごせるってシンプルにものすごい価値だ。

東京の子ども達が喉から手が出るほど欲しいカブトムシ、
見たくてたまらない天の川と流れ星、
1日中遊んでいられる海 がすぐそこにある。

これがどれだけ子どもにとってすごいことなのか、
僕は東京で少年時代を過ごしたからこそよくわかる。
365日のうち、7日間だけ高知での田舎暮らし体験を味わえて
その経験が今でも記憶の中で眩い光を放っているからこそ、
よりありがたみを感じられる。

…こうやって振り返ってみると、
子ども以上に親の僕の方が夏を満喫していたようだ。
そう、結局「子どもが喜ぶから…」という口実で、
行く先々で僕が一番楽しんでいた。

海でゴーグルを付けて本気で泳いでいたのも、
カブトムシを捕獲して一番興奮していたのも、
流れ星を一番多く目撃したのも、僕なのだ。

今、人気の番組が終わったりするとすぐ“○○ロス”なんていうけど、
その大御所とも言える“夏ロス”に陥ってしまわないか今から心配である。

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鳥取県大山町にある田舎暮らしの入門道場「のまど間」からリアルな田舎暮らし情報をお届けします。

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