お前はどんな奴なのだ?と人に問われたとき、
・ライターで
・ビール好きで
・山陰に住んでいます
と答えるであろう僕が山陰のビールの本を執筆する機会に恵まれた。
2社しか知らない人に山陰の近況を伝えたい。
執筆しているのは、8月にリリース予定の『山陰クラフトビール』(今井出版)。
詳細はこちら
人によってビールの知識は異なるから一概には言えないけど、地元の人であれば「大山にガンバリウスがあって、松江にも確か地ビール館があるよなあ」という知識はあると思う。おそらく一般的な山陰在住者はこの2社しか知らないのではないかと思うし、全国のクラフトビールファンも山陰と言えばまずこの2社が浮かぶのではないか。
2019年現在、実は山陰には7つのブルワリーがある。
2社に続いて鳥取県智頭町のタルマーリー、島根県江津市に石見麦酒、お隣浜田市にファーマーズブルワリー穂波、鳥取市鹿野にAKARI BREWING、米子市に475BEERがある(来年には鳥取県倉吉市で倉吉ビールが飲めるようになる予定)。
今回はその7醸造所のビールを6本ずつ取り上げ、計42本について解説。もちろん、東はタルマーリーから西はファーマーズブルワリー穂波まで東西約300kmに点在する7ブルワリー全てを訪問し、インタビューと撮影を行って設立の経緯やビールの特徴、造り手のこだわりについても詳報している。
さらに、その7人の造り手から学べる「山陰的ビール講座」や山陰のビールなお店、山陰のビールイベントなどのコーナーもあり、とりあえずこれを読んでおけば山陰のビール事情とビールの基礎知識が付く!という内容になっている。
きっかけは冬にこたつで開催した1つのイベント。
この本の企画者は今井印刷の上野智美さん。
実は2年半前の冬、のまど間の和室で開催した「ヒルカラビール」というイベントにご夫婦(&双子のお子さん)で参加してくれていた。
当時の様子はこちら。
眠くなったら寝てOK!昼からこたつでビールを飲むイベントを開催
このときに「ビールの世界ってこんなに奥深いんだ」と感動してもらって以来、ご自身の会社に企画書を書いて提案してくれていた。ところが、当時は大山Gビールと松江ビアへるんに加えて、タルマーリーのビール部門と石見麦酒が登場して間もない頃。時期尚早という意見が優勢だったのだろう、『山陰クラフトビール』企画はお蔵入りに。僕としても、「そんな本に携われたらハッピーだけど…まあ難しいだろうなあ」というのが本音だった。
時は流れ、いつしか「クラフトビール」という言葉が市民権を得て、石見麦酒で研修した3社もビールを造り始めた昨年。改めて上野さんが企画書を提出したことで出版の話が再浮上。紆余曲折を経て、諸々が正式に動き出した。
というわけで、イベントに参加してくれただけでもありがたいのに、粘り強く企画を提案して実際に通していただいた上野さんには感謝の気持ちしかない。
のまど間を貸してくれた薮田さん、ヒルカラビールを主催してくれたマーシーこと佐々木正志くんにも感謝。あのイベントの開催が今回の出版につながった。
全国どこへでも行きますのでぜひお声がけを!
冒頭にも書いたけど、
ライターであり、ビール好きで、山陰に住んでいる僕にとってこの『山陰クラフトビール』は名刺代わりになる格好の著書。これをきっかけにビールに関する仕事を広げていきたいし、無事に出版された暁には山陰内外を問わず、色々な場所でイベントなどをやっていきたい。
ただのトークイベントではつまらないから、
・山陰のビール事情をお伝えしながら、
・山陰のクラフトビール数本を実際に飲むことができ、
・できれば山陰のおつまみを食べ、
・山陰での移住生活についても話す
そんなイベントができればなあとぼんやり考えている。
もし「うちに呼んでやってもいいよー」「一緒に企画しましょう!」「何はともあれ山陰のビールを飲んでみたい!」
…そんな方がおりましたら、
メール tatsuhiro1014@hotmail.com か
ツイッターのDM @beeressayist か
Facebook https://www.facebook.com/tatsuhiro.yano.79 か
耳打ちでも糸電話でもなんでもよいのでお声がけください。
よろしくお願いいたします!