毎日のように熱中症に苦しんだ夏*ライターの移住月記

書き手プロフィール
矢野竜広
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム。ツイッターのフォローはこちらから。
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「水分をこまめにとり、涼しいところに身を置き、
休憩をしっかりとって熱中症を予防しましょう」
これまでこういう注意喚起の文章を読んでも、
はいはい、わかってますわかってます、
みたいに軽く流しがちだった。

何となく自分は熱中症にならないと思っていたのである。

きっかけはある日の運動後。

熱中症のような症状が初めて出たときのことを覚えている。

ちょっとした移動でも車を使いがちな山陰生活。
3年程前から運動不足が気になって生活に運動を取り入れることにした。
当初は子ども達と近所の散歩をして運動不足の解消を試みていた。
ところが、子ども達は気まぐれだし天気も気まぐれ。
どうしたものか…と色々調べて踏み台昇降運動を知った。
うちには階段があり、雨の日でもパソコンで動画を見ながら
できる踏み台昇降運動はまさにぴったりだった。
運動できるし動画で勉強もできるしで一石二鳥。
お金もかからないということですぐに習慣化された。

ところが、夏は少し具合が悪い。
エアコンをきかせた1階と何もしていない2階では
温度差がたぶん5度近くある。階段も上に行けば行くほど暑い。
その日も「やったら暑いな…」と思いながらも運動を済ませた。
すると、なぜか悪寒が走る。あっと言う間に38度台の熱が出て、
寝込むハメになってしまった。
このときは熱中症かも?とは思い至らなかったのだけど、
これ以降、運動後に悪寒プラス発熱が必ず出るようになり、
絶対にこれはおかしいと思うようになった。

一番初歩的なことをやっていなかった。

一旦、筋トレやストレッチを含む運動全てをやめることに。
それでも、ちょっとした庭仕事や取材、打ち合わせ、
少し長めの車の運転などなど運動とも言えないような
日常生活を送っているだけで

・体の節々が痛む
・頭が痛む
・寒気がする
・体中が熱を持つ

という状態に毎日陥った。
朝の時点では何ともない。家で安静にしていても何もない。
少しでも体に負担のかかることをするだけで
パーッと9度前後の熱が出るのである。
ようやくここで「これは熱中症かも」と思うようになった。
考えてみると「水分補給をする」という超基本的なことを
僕は全くしていなかった(自分でも啞然としてしまった)。
以来、超基本的なことながらこまめに水分を補給するようにした。
すると、たったそれだけで発熱の回数は減り、熱も当初の9度台から
38度台、そして37度台へとわかりやすく下がっていった。
今もたまに不調になるものの、その数は7月と比べて激減。
発熱しても7度台前半というところまで一応回復した。

熱中症になって気付かされたこと。

小さな頃から夏という季節が大好きだったし、
夏に体調を崩すことも皆無だったため、
完全に油断をしていた。こんな健康な30代でも
いとも簡単に熱中症になってしまう。恐ろしい病気だ。

今夏の熱中症騒動で色々気付かされたことがある。

・40歳に近いのだから過信は禁物。
・寝不足は熱中症の辛さを倍加させる。
・病弱な人の気持ちが痛いほどわかった。
・体がしんどいときすぐに休める環境で良かった。
・健康でないと夏は楽しくない。

これまで自分は健康面で完全に強者の論理に従っていた。
病弱でよく休んだり、体調に不安を抱えたりする人のことを
全く思いやってこなかった。これからは例えば、
「今は元気だけど、遊んだら体調を崩しそうだから、
キャンセルさせてもらうね」とか言われても
「ああ、わかるわ、お大事にね」と言える。
前だったら「え?ドタキャン?今元気じゃん、信じられん!」
と絶対に思っていた。

それと会社員とかではなく、フリーランスで
ある程度自由に体を休めることができる身でよかった
と本当に思った。無理することなく少しずつ回復できた。

もう馬鹿みたいに当たり前だけど、人生って健康第一。
でも、それを痛感できてよかったのかもしれない。
また少―しずつ運動を再開して強い体を作っていこうではないか。

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