年に1度だけ出現するビール好きのためのオアシスで痛飲*ライターの移住月記

書き手プロフィール
矢野竜広
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム。ツイッターのフォローはこちらから。
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土壇場で踏みとどまる前髪のように。

ギリギリでいつも生きていたいから、と願ったことはないけれど、いつも崖っぷちで踏みとどまっている。

地方在住ビアラバーが置かれた状況である。こちら鳥取は大山町に住んでいると、どうしてもビール面でハンデを負ってしまう。ビアバーはおろかバーはないし、国内外の個性的なクラフトビールを揃えた酒屋もない。通販で流行りのビールを購入したり、関連書籍を読んだり、日頃からニュースをチェックしたり、時々東京に出てはビアバーに入り浸ったり…。そんな風にしてなんとか時代から脱落しないよう踏ん張っている。温水洋一の前髪の気持ちが、鳥取に来てから痛いほどわかるようになった。

そんな鳥取において「地BeerFest大山」の存在は極めて大きい。リバイバルブリューイングにおけるSean Larkinさんくらいの存在の大きさだ(例えがマニアック過ぎたかもしれない)。今年で6年目を迎えるこのイベント、中国地方を中心に東は神奈川・南は沖縄まで12の醸造所60種のビールが集結する。

6月11日(日)、僕は会場の大山桝水高原に降り立った。

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1杯100万円のビールに震えながら。

このイベント、5杯券と飲み放題券のどちらかを選ぶことになる。もちろん、ビアラバーは飲み放題券を買うことになる。当日券は5000円だけれど前売りだと4500円で購入可能。もちろん、 ビアラバーは前売り券を買うことになる。現地に着いたら「おうおう、今年は会場のレイアウトが変わったなあ」と呟きながらも、まずは引換場所でチケットを交換。

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おどろおどろしいのぼりに目を奪われながらも、腕に飲み放題の証を装着。この瞬間、ビアラバーは無敵になる。ちなみに、米子駅と会場を結ぶバスが出ているのでハンドルキーパーは要らない。

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一杯目は地元、大山Gビールで決まりである。ベルジャンIPAとIPAを飲み比べる。もちろん、飲むのに夢中で写真はない。

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おもむろにカメラを取り出して伊勢角屋麦酒、そして富士桜高原麦酒へ。伊勢角屋麦酒のサミットエールが樽で飲める喜び、そして日本でも有名な醸造家である宮下天通さんに会える喜びを僕はどうしても伝えたい。例えるなら、食品サンプル好きが竹内繁春氏に会ったときの喜びにおそらく匹敵する(例えがマニアック過ぎたかもしれない)。

多彩なトラップに要注意。

 

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大山を眺めながら、美味しいクラフトビールを飲み放題する。そこにさらに、バンド演奏や良質なパフォーマンスが加わる。これ以上の幸せがビアラバーにあるとは思えない。

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なぜか美女もいるのが「地BeerFest大山」の懐の深さだ。今夏、浦富海岸に海上アスレチックパークが誕生する模様。この写真が、とは言わないが、鼻の下を伸ばす男性たちも散見された。

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そんなイメージでステージを見ると、また美女たち…と思いきやセンターは男性。逆ハニートラップに騙されても、酒の力によって大らかな気持ちで受け止めることができる。大らかに飲み過ぎて頭を痛めてしまうトラップもあるので注意したい。

大山町への移住に二の足を踏んでいる人もいるかもしれない。けれど、もしあなたがビール好きだったら…。こんな素敵なイベントが開催されるのだ。ぜひ移住を前向きに考えて欲しいと願う次第である。

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鳥取県大山町にある田舎暮らしの入門道場「のまど間」からリアルな田舎暮らし情報をお届けします。

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