大山Gビール千円飲み放題にノーベル平和賞を*ライターの移住月記

書き手プロフィール
矢野竜広
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム。ツイッターのフォローはこちらから。
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鳥取砂丘より、出雲大社より…

かつてとある日本の商社マンがアラスカの鮭缶工場を訪問した際、現地の工場スタッフがイクラを思いっきり捨てていて、「廃棄するくらいならくれ!」とビジネスに結び付けた、という逸話がある。

嘘か真かわからないけれどその話は、近くにいる人が正しい価値判断を持てるとは限らない、という教訓を教えてくれる。極端な例を持ち出してしまったけど、鳥取の西部に住んでいる人の多くは「地ビール各種を千円で時間制限なしで飲み放題できる」という凄まじさを案外わかっていないように思う。「それって普通のことじゃないの?」と言う人もいたくらいだ。よくネット上で見かけるこの画像を送りたい。

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ビールが好きで東京のビアバーを訪れたことがある人にとって、大山Gビール千円飲み放題という企画はまさに夢の企画。大山Gビールの限定ビールなんて、ビアバーで注文したら1杯だけで千円くらいしてしまうのだから。この期間中、ビール好きにとっては鳥取砂丘よりも出雲大社よりもガンバリウスの方が絶好の観光スポットになるという事実を山陰在住の皆さんにはぜひ自覚していただきたい。

…というわけで、今年も始まった秋の大山地ビール祭りを目指してガンバリウスに行ってきた。同行者はビール好きの母。

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空のグラスと向き合い、静かに対話を試みる。

飲み放題はまず、空のグラスがテーブルの上に置かれるところから始まる。この哲学的に佇む専用グラスを眺めながら「今日はどんな順番で飲もうか?」と考える時間ほど幸せな時間はビール好きにとってそうはない。

僕が訪れた10月中旬は、ヴァイツェン、ピルスナー、ペールエール、スタウトという定番4種に加えてヴァイエンホップと大山ブロンドの限定2種を飲むことができた。ちなみに、座った席はビールをサービングしてもらうカウンターのほぼ目の前。いわゆる“ポールポジション”に陣取ることができた。

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なお、ソフトドリンクも400円(税別)で飲み放題。これもハンドルキーパーには嬉しい配慮。

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悩みに悩んだ末、いつもは定番のヴァイツェンからいくところを今回はヴァイエンホップから始めてみた。ヴァイエンホップとは、ガンバリウスの窓の向こうに人がるホップ園で採れた自家製ホップを使用した珍しいビール。まさに“地”ビールと呼ぶに相応しい一杯だ。新鮮なホップの香りを楽しませていただいた。

 

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続いてはペールエール。こちらは自家製のではないけどホップの香りが心地よい。ここ数年流行っている、柑橘系の香りが特徴的なアメリカンホップキメキメのペールエールとは一線を画す、非常にバランスの取れたドリンカビリティに優れた一杯(ちなみにドリンカビリティとは続けて飲みたくなる、みたいな意味。使うとビール馬鹿っぽくなるのでご注意を)。

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これを続けていると長くなるので、時間の短縮を図りたい。

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※こちらが6種コンプリートした画像になります。

 

飲めるスタイルは全部一杯は飲むというのが僕のノルマなので、今回はギリギリ達成。調子がいいと10杯を超える。つまり、1杯100円。正気の沙汰ではない。

この秋の地ビール祭り、今回は昨年に比べて若干期間が延長されている。なんとクリスマスも期間内に入った。これは地味に嬉しいトピックス。

先日、ノーベル賞が発表されたけど、この訪れる者を皆笑顔にする企画にノーベル平和賞を授与するべきだと僕は力強く思うのである。

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