【ねぎ観が変わる】國吉農園で春ねぎの収穫をしてたので行ってきた

書き手プロフィール
矢野竜広
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム。ツイッターのフォローはこちらから。
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春到来!
本来なら胸が高鳴るいい季節のはずなのに、
今年は新型コロナウイルスの影響でふさぎ込みがち。
飲食店も短縮営業や休業を余儀なくされ、
連鎖的に生産者にも困惑が広がっている。
そんななか、國吉農園が動いた。

「春ねぎ収穫しませんか?」投稿が拡散。

大山町の地域おこし協力隊を経て、3年前に國吉農園を設立した國吉美貴くん。

春ねぎが収穫できるこの時期、例年は八百屋やスーパー、旅館、ホテルなどに販売していたものの今年は発注が激減。
気が付いたらなんと3000本(500kg)ほど出荷できない春ねぎを抱えてしまう状況になってしまった。
そこでSNSで「春ねぎを収穫しませんか?」と呼びかけたところ拡散し、収穫イベントが行われることに。初日の初回時には25名ほどが集まった。

集合場所から車に分乗してねぎ畑へ。まずは収穫のレクチャーから。

基本的には根元を持って斜めに引っこ抜くのだが、子どもや力に自信がない人はねぎの両サイドから土を削ると簡単に採れるとのこと。

思い思いの場所にちらばる参加者。
大山町をはじめ、米子や広島から参加した方も。
家族連れも多く、ねぎ畑は一気に活気づいた。

とったぞ~!の歓声も。

米子から来たご家族に話を聞くと、
「上の子は小学校でねぎの選果場を見学していたのですが、育っているところは見たことがないと興味津々。
下の子も農業に興味があるし、私も家庭菜園をするのでぴったりだと思ってきました」
とのこと。

皆さん、楽しみながら収穫を終えて計測タイムへ。

國吉家直伝の春ねぎの美味しい食べ方とは。

春ねぎの通常価格は1kg(4から8本)で630円。
ところが、今回の参加者は3割引きの400円に。
さらに、1kg分はサービス!というから太っ腹。
無農薬の新鮮春ねぎをこの価格で買えるのはほぼ奇跡。

収穫を終えたねぎは次々に秤の上へ。
主が取材対応中だったので参加者自ら計測。


ご近所に配るということで何千円分も購入する方も。
また今回、応援の意味を込めて55kg分ものねぎを買ってくれた方もいたのだとか。

さて、この春ねぎ、一体どう食べたら美味しいのか。
奥様の國吉沙織さんに聞いてみた。

「私達が一番におすすめしていてイベントでもよく披露しているのが、ねぎの丸焼きです。
BBQなどで外側が真っ黒になるまでそのまま焼いて、外側を剥いて食べます。
ねぎしゃぶもおすすめですね。
あとはねぎって本当に何でも使えるので、國吉家では玉ねぎの代わりに使ってます。
カレーや肉じゃが、コロッケなんかですね。
味噌汁にも使いますが、糖度が高いので調子に乗って入れ過ぎるとすごく甘くなるのでご注意ください(笑)。
あとはねぎ坊主っていう部分があるんですけど、そこを塩コショウで炒めて食べると美味しいですよ」


ねぎ坊主というのがこれ。市場には出回らない、農家だけが知るとっておきの味覚も持ち帰れてしまうおまけ付きだった。

丸焼き、ねぎ串、ねぎしゃぶ…とねぎ三昧。

さて、家に帰ってご近所におすそ分けして早速ねぎ調理に取り掛かった。
まずは一番のおすすめ「ねぎの丸焼き」から。

火を起こしてねぎをそのまま置く。

黒く焦げた皮を剥ぐとなんとも美味そうなねぎが登場。

これを食べると…本当に甘くて美味しい!!
ねぎってどちらかと言うと脇役のイメージがあるけれど、國吉農園のねぎは完全に主役を張れる。

続いて、焼鳥へ。ねぎがあればねぎまが作れる。

包丁で切って初めて気付いたのだけど、とにかく瑞々しくて新鮮。ざくざくと切る音がまず気持ちいいのだ。味覚だけでなく聴覚でも楽しませてくれるとは。

このねぎまもすごい。普通は鶏の箸休め的存在としてねぎがあるのに、ねぎの存在感が強いがために鶏と互角に渡り合っているのである。

そして、最後はねぎしゃぶ。
極太の春ねぎ3本を切って鍋に入れてクタクタにさせたら、

豚肉をイン。

これをポン酢とめんつゆの2種類の味でいただくと本当に最高。
妻にも好評で「またねぎしゃぶやろう」という話に。
矢野家に「ねぎしゃぶ」というメニューが加わった瞬間だった。

國吉農園のFacebookを見てみると、
「お陰様で春ネギの出荷目処がたちました。これにて販売と掘り取りの予約を終了させて頂きます」とあったので予約に滑り込めた方はお楽しみに。

ねぎ収穫体験ができなかった人は、
「また機会があれば5-6月初夏ブロッコリーの収穫、7-8月のトウモロコシのもぎとりもできればと考えています」
とのことなので、また違った野菜の収穫体験に立ち会ってみてはいかが。

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