おうちしごとはつらいよ

書き手プロフィール
大見謝 将五
1988年生まれ / 沖縄-伊平屋島出身 / 書きまぜるバーテンダー /  「ケケケ」という屋号で、あれこれやってます / 「食」を中心とした場づくりを、鳥取ではじめれたらと。
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家のなかでしごとをする人は、どれだけいるんでしょうか。

外でしごとをする人と比べてみると、その比率は、都会も田舎もいうほどには変わらないかもしれませんね。

ぼくの場合、働き方として「どこでもできる」を意識してきました。けど、それだけじゃ、ぶちゃっけ、つまらない。

だから、「どこでもできる」に「そこでしかできない」を重ねていきたいなぁと。そうすることで、地域に関わりながらも、作業はせっせと自宅でも進めてゆきます。

 

「どこでもできる × そこでしかできない」を掛ける、働き方→しごと

具体的にどういうことかと言いますと、メディアで編集や執筆をしていると、あちこち出向いて、地域の人や場所などについて取材をさせてもらうんですよね。そして、その記事づくりは、家でもできるわけです。

もうひとつ、事例を。ぼくは移動型(無店舗)のバーテンダーとして、飲食スペースがある地域に出張して(あるいは、ゲストに招いてもらって)、カクテルづくりをしてます。

このとき、ただレシピ通りにどこでも手に入る素材を使ってもおもしろくないので、地域素材(酒、果実、野菜、調味料、器など)をなるべく使う意識でやってます。

先日は、カクテルをつくりに兵庫県新温泉町まで。写真は「大葉のモヒート」

書いたり編集したり、なんにも捻ることなくカクテルをつくるのは「どこでもできる」ことなんですが、現場取材に行ったり、地域素材を使ってカクテルをつくるのは「そこでしかできない」なわけです。

もっと言えば、「どこでもできる」はわりかし技が必要で、「そこでしかできない」はその技を活かすための素材をみつける観察力が必要なのかもしれませんね。

 

「住」と「職」が重なりやすいからこそ

まあ、そんな話を挟みつつ、ぼくは素材を求めて外に出ているとき以外は、家のなかでのしごと「おうちしごと」をしているわけです。そして、やっとのやっとで、本題でございます。笑

おうちしごとって、わりと羨ましがられることが多いんですよ。だから今回は、おうちしごとが一体どんな感じなのか、その良し悪しを、正直な気持ちで綴ってみようかとも思います。

わりと良いことから触れてみると、まず出勤時間がほぼないので、超楽です。のまど間の場合、「家」といっても、徒歩10歩ほどの距離に、共同オフィススペースがあるので、こちらで作業を進めてます。

手前の建物が暮らしスペース、奥の建物が働くスペース。むっちゃ近いっす

そう、徒歩10歩!(足の長さによる) 外出する感覚じゃないので、服装だったり寝グセもそんなに気になりません。かなりのストレスフリー。

住職一体となった家だからこそ、トイレ休憩時に、サッと洗濯物を乾燥機にぶちこむなど、作業と作業の間に家事を挟んだり、考える作業が必要なときは、料理などで手を動かしながらアイデアを捻ったり、作業と家事を重ねたりすることができちゃうんです。

cf. 台所と、働くこと|炊事をめぐる考察③

あとは、昼寝などの仮眠をとるときに、ベッドで寝れます。ええ、これ、回復力が違います。

 

似たような景色が続く、マンネリズム

さて、逆に、おうちしごとの悪いこと、というか、つらいなぁと思うことについて。

まず、表があれば裏があるじゃないですけど、徒歩10歩とすぐに出勤できてしまうからこそ、生活と仕事の境界線が非常にあいまいになっちゃうんですよね。そのせいで、なんともメリハリがつけにくい。

気づけば、YouTubeを観てダラけていることもしばしば・・・。だれかが見張っているわけでもないので、緊張感がちょっと弱いときもあり、作業に向かう気持ちのつくり方こそ大事になってくるわけです。

こたつは気持ちいいので、昼寝に誘われることもあるので油断大敵なのですが…!

その対策として、オフィス内でも2Fから1Fへと作業場を変えてみたり、オフィスから共有スペースのこたつに移動してみたり、のまど間周辺を散歩をしてみたり、気分転換してメリハリをつくるべし!という意識を忘れぬようにしてます。

また、ちょいラッキーなことに、オフィス利用者として、元のまど間住人でもある観光プランナーやビデオグラファーが時々います。そのため、2~3人ほどの作業空間になるので、程よい緊張感が生まれるんですよね。だれかがいるって素敵なこと。

 

遠距離しごとは、顔が見えにくいからこそ、関係性ありき

おうちしごとで困ることはまだあります。それは、離れたメンバーとのコミュニケーション方法。

編集者やライター、プロジェクトメンバーとの打合せがちょこちょこ発生し、その場合、Skypeやハングアウト、FBメッセンジャーなどのオンライン通話を活用しています。

というのもあり、基本的には、リモートでも(しごと仲間が離れていても)事足りることが多いです。それはこれまで一緒に仕事をしてきた時間があったりして、ある程度の関係性があるからなんですけど。

気になるwi-fi環境ですが、大山町はひかり通ってます。快適

ただ、ただですよ、ほとんど”はじめまして”状態の人としごとを進めていくとなると、リモートってのは難しいなぁ、と感じています。これは、自分の性格とかがかなり関係しているのでしょうが。

「なにをやるか」よりも「だれとやるか」のほうが大切にしたいので、顔の見えない(相手の人間性をつかめない)人とのしごとは、ぎこちなくなっちゃうんです。

 

しゃべらない孤独を、ただただ、まぎらわせたい・・・

そしてそして、これが一番つらいことなんですけど、おうちしごとは基本的にひとりなので、やたらめったら孤独なんですよね。ぶっちゃけ、しごとの重さではなく、さみしさとの闘いでしかないとすら思ってます!

オフィス利用者のふたりがおらず、オンラインの打ち合わせすらもないときは、一日しゃべることもないときがあって、やっとだれかとしゃべれるときに「あれ、声の出し方がわからない!」とボリューム調整にほんと戸惑っちゃいます(苦笑)。

まあ、なので、だれかから電話があったり、急にメッセがきて「今日、のまど間に行ってもいい?」とか言われると、、、うれしいんですよねぇ。ほんとわかりやすい人間のようで。

しごとが進まないとき、最近では、よくカレーづくりに逃げております

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鳥取県大山町にある田舎暮らしの入門道場「のまど間」からリアルな田舎暮らし情報をお届けします。

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