先月末、大山町に新しいお店ができた。
その名も「おむすび屋ひとむすび」。
時期が時期なので状況は刻々と変わると思うが、
とりあえず先日行ってきた様子をレポートしたい。
個性派と定番がせめぎ合うメニュー展開。
ひとむすびがあるのは、大山町の中山エリア。
逢坂にあるまぶやのすぐ近くで、
駐車場はまぶやと兼用とのこと。
まぶやの駐車場から歩くこと2分。
右手にお店が見えてくる。
庭付きの古民家を改装した佇まいはかなり立派。
入口では竹をあしらった内装がお出迎え。
手作り感があってわくわくする。
お店に入って正面上にメニューがズラリ。
生ハム、きくらげ、鶏ラー…と見慣れないおにぎりメニューが並ぶ。
もちろん、塩、昆布、梅など定番も。
この攻めたメニューと安心感あるメニューのバランスがいい。
隣のメニュー板には、紅茶やコーヒー、おやつなどの文字も。
クッキーやクラッカーなどもあり、
これらはテイクアウトできるようなので、
お土産にぴったりだ。
大学時代から鳥取を中心におにぎりをむすぶ店主。
このお店を営むのは“おにぎりくん”こと小橋俊哉さん。
和歌山県出身の27歳。
鳥取環境大学に入学したことで鳥取と深い縁が生まれる。
在学中におむすび屋になることを決意し、
3回生のときには初出店をしている。
それから全国へおむすび武者修行の旅に出るなど、
なんともアクティブだ。
その後、「移動式のおむすび屋」をスタートさせ、
イベント出店を中心に自慢のおにぎりを提供していた小橋さん。
次第にイベントだけではなく、「お弁当や配達も」という声が届くようになり、
「おにぎり加工所」設立を決意したとのこと。
挑戦したクラウドファンディングでは、
それまでに出会った様々な人の応援もあり、
見事に目標達成。ついにこの春、
「おむすび屋ひとむすび」がオープンした。
そんな歴史を振り返りつつおむすびランチ(650円)をオーダー。
迷ったのだけど、初回の今回は鶏ラーおむすびと昆布おむすびをチョイスした。
席で待っていると…
フワッとした食感の絶品おにぎりを召し上がれ。
おにぎりが登場。
おにぎり2つと味噌汁、小鉢2つが付いて650円はかなりお値打ち。
で、このおにぎりが美味しい!
使っているのは標高300メートルに位置する大山町の鈑戸(たたらど)集落産のお米。
ビールもそうだけど大山の伏流水は間違いないうえ、
寒暖の激しさが米を甘くするという。
おにぎりがフワッとしていて口当たりがいいのは、長年の修行の賜物なのだろう。
さすが握りのプロだ。
おかずも優しい味わいで、かつ全体の量も多過ぎず少な過ぎずちょうどだった。
さらに嬉しいのが、庭にある池から水の音が聞こえてくるところ。
この日は快晴だったこともあって、青い空、池の水の音、縁側、甘い米を使った美味いおにぎり…と最高の時間を過ごせた。
最初にも書いたように、時期が時期なので最新情報は公式Facebookをチェック。
https://www.facebook.com/hitomusubi0312/
これからたまに寄らせてもらって、おにぎり全制覇したい!