春から初夏の定番!山菜を採りに行こう(上級編)

書き手プロフィール
円岡 操夫
昭和29年生まれ。円岡造園代表。 大山町(旧中山町)生まれ、大山町育ち。 熱狂的タイガースファンで、米子応援団の団員。 約60年間の田舎暮らしで培ったノウハウをお伝えしていきます。
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山菜採りには初級編と上級者編がある。

前回、タラの芽、わらび、セリなどの山菜の採り方を紹介しました。これらは比較的、採りやすいので初心者の方でもすぐに始められます。

春から初夏の定番!山菜を採りに行こう(初級編)

一方、今日ご案内する「タキナ」は上級者向きです。そもそも皆さん、タキナって聞いたことがありますか。もしかしたらないかもしれません。正式には「ウワバミソウ」っていうそうですね。ウワバミ、つまり大蛇が出てきそうな湿った場所に自生している特徴があるため、この名前が付いたとされています。

そうそう、タキナは絶対に一人で採りに行かないでください。山を分け入ったところにありますからね。今回は、同級生の“かつみちゃん”こと田中さんと一緒に行くことにしましょう。彼は山の達人です。先導してもらいましょう。

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道なき道を進んでいきますよ。

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目の前に広がるタキナの一大群生地帯。

タキナが自生している場所は滑りやすいので、軍手と長靴は必須です。ほら、そんなことを喋っている間に滝が見えてきましたよ。もうそこにタキナがあるはずです。

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どうですか?斜面に生い茂っている緑の多くがタキナです。山菜が放つ圧倒的なパワーをこれでもかと感じますね。

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あれもこれもそれも、ぜーーんぶタキナです。とてもじゃありませんが、採り尽くすことは不可能ですね。それでは、収穫を始めましょう。

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採り方はいたって簡単。

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根っこを鎌で切るだけ。

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たかだか1分でこんなに採れましたよ。ただしこのタキナ、これからひと手間必要なんです。というのは、葉っぱは食べられないので、葉の部分を取らないといけないわけです。手袋をした手で一本一本葉をしごくように落としていきましょう。

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「タキナ採ってきてよ」なんて簡単に言うけれど…

さすがに全部の葉をここで落とすのは大変なので、そろそろ切り上げましょうかね。両手両足を使わないと林道まで戻れませんから、背中にかついで帰りましょう。そうそう、こうした籠などもタキナ採りには必要です。

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というわけで、帰ってきました。無事、林道に戻ってくると心底ホッとします。このタキナ採り、ご覧のようになかなか大変です。私は成人してから初めて採りに山に入ったんですが、実にえらい!と思った記憶があります。「タキナ採ってきて」と言われても安請け合いはできない。そう思いましたね。

タキナ採りは田植えが終わった5月下旬頃~が最盛期です。うちは小さいときから食べてましたね。ゆがいて醤油で味付けするのが円岡家の定番でした。アク抜きの必要はないし、煮ても炒めても美味しいですし、味にクセがないので使い勝手がいい食材だと思いますよ。皆さんもあの緑の世界に身を置きたかったら、私円岡操夫にお声がけください。

ただし、5時起きが条件ですよ。山菜採りは早めに出かけて昼までに終えるものです。暗くなったらおしまいですし、ケガをしても病院は開いてませんからね。

さあ、今夜はタキナで一杯やりますか!

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操夫の覚書き

・タキナは一人で採りに行かず慣れた方と一緒に行く
・葉の部分は一本一本しごくように落としていきましょう
・山菜採りは早めに、できれば早朝から始める
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