家財にもオモチャにも七変化!竹の安全な伐採法&活用法

書き手プロフィール
円岡 操夫
昭和29年生まれ。円岡造園代表。 大山町(旧中山町)生まれ、大山町育ち。 熱狂的タイガースファンで、米子応援団の団員。 約60年間の田舎暮らしで培ったノウハウをお伝えしていきます。
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小さな頃から田舎で暮らしている人には、
都会人には想像すらできない知恵や技術が備わっているもの。
ところが、本人はそれを当たり前と思っているフシがあります。
造園業を営む円岡操夫さんも「特に教えることはない」と謙遜しますが、
じっくり話を聞くと役立つ知識が出てくる出てくる。
ここでは、そんな操夫さんが田舎で身につけてきたことを、
思い出話も交えながらシェアしたいと思います。

竹は見るものじゃなくて使うもの!

田舎道を散歩したり、ドライブしていると、道の脇によく竹やぶが広がっています。この竹、ただ眺めるだけじゃあもったいない。伐採して色々なことに活用してみませんか?

 

必要なものはたった2つ!

 

・軍手

・のこぎり

 

これだけです。切る時期は秋頃から冬にかけてが丈夫なのでおすすめ。虫が入って腐りやすい春は避けた方が無難です。のこぎりは竹専用の刃の細かい竹挽鋸があると、便利ですし綺麗に切ることができますよ。

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いざ、竹やぶの中へ!伐採時のコツを伝授。

さあ、竹やぶに出かけましょう!

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あなたは竹で何を作りたいですか?物干竿、一輪挿し、ぐい飲み、水鉄砲や竹とんぼ、果ては流しそうめん台…竹があれば何でも作れます。色合いや太さ、曲がり具合、節の間隔などポイントはたくさんあるので、自分のイメージに合った竹をじっくり探してみてください。竹やぶは癒し空間なので、竹探しの散策時間も無駄にはなりません。

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目当ての竹を見つけたら、利き手とは逆の手で支えながらゆっくり切ります。力を入れ過ぎると切り口がささくれるのでご注意を。竹を7~8割切ったら反対側から切るとうまくいきます。竹は長くて意外と重いですから、複数人で竹やぶに入る際は必ず声かけをしてくださいね!

簡単&楽しい!竹を使った鉄砲の作り方。

ところで皆さん、古い家によく生えているリュウノヒゲという草を知っていますか?この草、硬い実を付けるんです。今の時期はご覧の通り緑色なのですが、ブルーベリーのように青い実になります。ここら辺では「じょうご玉」って呼んでました。私らの世代はこの実でずいぶん遊ばせてもらいました。竹で鉄砲を作って、このじょうご玉を詰めて飛ばして遊んでいたんです。簡単なので、作り方をお教えしますね。

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作り方は本当に簡単。まずじょうごの実がぴたっと中に納まる細い竹を探して、8対2くらいの割合で切ります。そして、今度はその短い方にびったり納まるさらに細い竹を探して切って装着。長い方の竹先手前で合わせて切って完成です。

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1つ目のじょうご玉を先っちょに詰めて、2つ目のじょうご玉を柄で素早く押すと空気圧で1つ目の実が「パンッ!」と飛んでいきます。今回、50年振りに作って飛ばしましたけど童心に返りましたね。古くて丈夫でできるだけ小さな竹を、子ども同士競って探したのを思い出します。小刀で面を取ったりして、自分だけの自慢の鉄砲をみんなが持っていました。上級生に打たれて、よく泣いたことも思い出します。私らが小さい頃は、毎日泣いて帰るのが仕事でした(笑)。

 

今は遊びと言えばゲームの時代になりましたが、きっとお父さんが作ってやってみせたら、今の子どもたちだって夢中になってしまうと思います。じょうご玉がなかったら、濡れ新聞紙を固めたものでも代用できます。ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?

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構成:矢野竜広

操夫の覚書き

・伐採に必要なのは軍手とのこぎりだけ!
・竹やぶをゆっくり散策して癒されよう!
・竹で玩具を作って親子のコミュニケーションを!
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鳥取県大山町にある田舎暮らしの入門道場「のまど間」からリアルな田舎暮らし情報をお届けします。

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