鳥取大山の酒屋店主が教えるボジョレーヌーヴォーの楽しみ方

書き手プロフィール
畑 真理子
こだわりの地酒やオーガニックワインが並ぶ「はた酒店」オーナー。趣味は山歩き。
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鳥取県西伯郡大山町の国道9号線沿いに佇む酒屋、はた酒店。実はこのお店、ただの酒屋さんではないんです。ここでしか買えないオリジナルの日本酒があったり、安心・安全の厳選オーガニックワインがあったり、地元の野菜を使ったランチが食べられたり(曜日限定)…。そんな他にはないお店のオーナーが、お酒の基礎知識や楽しみ方を紹介します。

そもそも「ボジョレーヌーヴォー」って何?

今年もボジョレーヌーヴォーの季節がやって来ました。

ボジョレーヌーヴォーの解禁日は「毎年11月の第3木曜日」と決まっています。今年は11月19日の木曜日。毎年うちの店でも「ボジョレーヌーヴォーを楽しむ会」を開催しワイン好きの方々とボジョレーを楽しむので、私自身もこの時期はとてもワクワクします。

 

さて、ボジョレーヌーヴォーとは何なのでしょうか。まず「ボジョレー」とはフランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部にある地名です。そして、「ヌーヴォー」とはフランス語で「新しい」という意味。その年にボジョレー地区で収穫したぶどうを醸造した新酒ワインのことなんです。熟成期間がないため、若々しくてフレッシュなのが特徴と言えます。

 

日付変更線の関係で日本ではフランスよりも早く解禁日を迎えるため、毎年本国以上に盛り上がります。

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ボジョレーと合わせたい食材とは?

フレッシュなボジョレーヌーヴォーは、かぼちゃやサツマイモなど甘くてほっくりした野菜とよく合います。どちらも秋が旬なので、栄養たっぷりなものが手に入りやすいですよね。私は気合いを入れてワインと合わせる料理を作るのをあまりおすすめしません。やっぱりワインはカジュアルに楽しむのが一番ですから、家庭料理で十分だと思います。ただ、家庭料理に少し手を加えると、雰囲気はぐっとオシャレに。例えば、同じかぼちゃの煮物でもチョリソーやお豆を入れてみたり、バルサミコ酢を入れて煮込むだけで食卓は華やかになります。

 

その他、ボジョレーヌーヴォーはマリネのような前菜料理や鶏肉の料理と合います。「いつも作る料理+α」を意識して、料理づくりもぜひ楽しんでください。ボジョレーは10℃~15℃くらいの温度で味わうのが理想です。飲む1時間くらい前から冷蔵庫で冷やすとちょうどよいと思います。

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(写真:http://www.mavie.co.jp/cooking/endo/bn2015-02.html)

おすすめのオーガニックボジョレーをご紹介!

うちの店ではオーガニックのボジョレーヌーヴォーを2種類用意しています。一つはボジョレー地区南西部で5世代前から続くシュブラン家の「ボジョレーヌーヴォー2015」です。今年の夏はとても乾燥していたようですが、8月上旬に雨が降ったことでぶどうにとても良い影響があったそうです。9月の上旬に収穫をしたところ、糖分を多く含んだ美しい色と果実のアロマあふれる果汁が印象的だったとのこと。かなりいいボジョレーに仕上がっているようですね。

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もう一つは、ボジョレー地区の北、レニエ村で小さなワイン農家を営むランポン家の「ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2015」。私は実際に現地に行ってランポンさんにお会いしたことがあるのですが、とても感動しました。耕作は馬、収穫は手、搾るときの動力さえ人間という徹底した手仕事でつくられた一本は、優しく滋味あふれる味わいが堪能できます。収穫はとても暑い中で行ったそうですが、「愉快な仲間たちと一緒に、とても良い雰囲気で行われました」とおっしゃっています。こちらも楽しみですね。

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ボジョレー解禁は一年に一回のお祭りです。皆さんも、それぞれの楽しみ方でぜひボジョレーヌーヴォーを味わってみてくださいね。

 

はた酒店の公式サイト

http://www2.sanmedia.or.jp/noccari/

 

構成:矢野竜広

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